こんにちは、事務局の白土です。
6/29と6/30の2日間に渡り、横須賀にて神奈川県夏季大会(関東ジュニア予選)が開催されました。
「悔しさをバネに」とはよく言いますが、一同意気消沈する中、短時間で気持ちを切り替えるのは難しいことです。
でも彼女たちは、それをやってのけました。
新体操の技術だけでなく、メンタルも成長している証ではないかと思います。
試合2日目、午前から行われた個人競技決勝の悔しい結果は、その後に控える団体競技にも影響を与えるものになりました。
追い打ちをかけるように、6月の多湿が体育館を襲い、公式練習では種目のリボンが絡まり続けました。
僕を含め応援する大勢の保護者様たちは「選手を信じ、喉が潰れるまで応援する!」…その意思は堅いながらも、やはり心のどこかで最悪の事態も覚悟していたのではないかと思います。
扱うリボンさながら、発足からの紆余曲折、試行錯誤を重ね、最後の最後まで油断ならない展開。
出場17チーム中、17番目の演技。
そんな厳しい状況の中で掴んだ団体優勝。
崖っぷちからの復活劇は、かつて長嶋監督が用いた「メイクドラマ」を彷彿させました。
おかげで関東ジュニアまで、今年の夏も長くなりそうです。
ドラマチックの陰に、忘れてはいけない笑顔と涙。
勝ったから溢れる笑み。
負けたから流れた涙。
それが出るのは、その選手がギリギリの中で、本当に毎日真剣に思い悩み、努力を積み重ねたからこそです。
「努力をすることは当たり前」という意見。
でもその当たり前を、当たり前にすることが、実はどれだけ難しいか。
今日の結果が全てではありません。
そこに至るプロセスが、いつの日か「あの時、私努力したじゃないか、頑張れたじゃないか」という自分を信じて認められることに繋がっていきます。
僕個人的には、それが人生の醍醐味ではないかと思っています。
勝っても負けても、自分を信じ走り続ける。
「努力すること」、「諦めずにやり切ること」、白土新体操クラブはこれからも、そういうことを子どもたちに伝えていきたいと思うのです。
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